制服等解説


制 服  

「誠実」を表すチャコールブラックを基調とし、有電のコーポレートカラーであるオレンジ色とエンジ色を随所に取り入れたデザインである。

 

左の人物が着用しているのは女性一般職仕様の接客用制服であり、助役以上の管理職社員には袖・ラペル・制帽リボンに銀帯が入った仕様が貸与される。

 

合服として男性社員はケピ帽・ジャケット・ワイシャツ・スラックスを、女性社員はハイバック帽・ワイシャツ・ジャケット・ラップキュロットスカート(スラックスも貸与可)を着用する。

この他、大阪に本社を置く総合アウトドア用品メーカーが手掛けた盛夏服や防寒着がある。

 

また、現制服の導入以前は長らく紺色の制服が使用されており、有電の車体色であるオレンジと補色になっていることから旧制服を好むファンもそれなりに存在するようだ。


イラストは「亀岡電気鉄道倶楽部」を運営する麦の人さまより頂戴しました。

この場を借りて、心より御礼を申し上げます。

エンブレムワッペン  

制服の右胸部に装着する。社章上部の表記部分は職名に応じて変更できる仕組みになっている。左は運転士を務める社員が着けるもので「ENGINEER」の表記がある。

 

その他、STATION STAFF(駅員)、STATION MASTER(駅長)、CONDUCTOR(車掌)、CHIEF CONDUCTOR(車掌長)、CHIEF ENGINEER(運転士長)、ASSISTANT OFFICER(助役)などがある。

 


携行品(運転士の場合)  

有電の乗務員用カバンは持ち手と肩掛けストラップが付いた2wayタイプ。横マチ部分には札差しがあり持ち主の所属先と氏名が判別できる。運転士が持つカバンの中には以下の物品が入っている(と思われる)。

 

免許   動力車操縦者運転免許証

カギ類  マスコンキー、ドアキー、忍びキー。

規程類  運転操縦や諸作業の他、車両故障時に参照するマニュアル類。

ダイヤ類 列車運行図表、携帯時刻表、仕業表、交番順序表。

運転用品 懐中時計、ブレーキハンドル。

保安用品 合図灯、信号手旗、軌道短絡器、チョーク。

点検用品 ハンディライト、絶縁手袋、簡易工具一式。

情報端末 業務用携帯電話(二つ折りタイプ) 

その他  腕章、業務用手帳、泊まり勤務用着替え類、子ども用ノベルティグッズなど。